ホーム > ぼくは「しんかい6500」のパイロット

ぼくは「しんかい6500」のパイロット

ぼくは「しんかい6500」のパイロット
著者 吉梅 剛
ジャンル 科学技術・科学史
エッセイ
シリーズ 〈私の大学〉テキスト版
出版年月日 2013/07/10
ISBN 9784875592761
判型・ページ数 4-6・220ページ
定価 本体1,800円+税
在庫 在庫あり
 

目次

はじめに

第一章 「しんかい6500」と深海への旅
〈コラム〉「しんかい6500」のしくみ
     「しんかい6500」での昼ごはん
     トイレはどうするの? 
     船内は暑い?寒い? 

第二章 深海で出会った生きものたち 
〈コラム〉「しんかい6500」のマニピュレータ 
     もしも「しんかい6500」が海底に縛りつけられたら 

第三章 そして、「しんかい」のパイロットへ 

第四章 「しんかい6500」での初潜航 
〈コラム〉深海潜水調査船支援母船「よこすか」 
     もしも潜行中に電池がなくなってしまったら

第五章 整備点検も自分たちの手で...
〈コラム〉「しんかい6500」が潜ってから浮上するまで 

第六章 「しんかい2000」で訓練を積む 
〈コラム〉「しんかい6500」の推進操縦コントロールボックス 

第七章 深海に生まれしもの 
〈コラム〉チムニー 海底の「煙突」 

第八章 逃げる潜水船、喜ぶ研究者 

第九章 調査潜航までの長い道のり 

第十章 潜航中止を決断するとき 
〈コラム〉支援母船「よこすか」での航海生活 

第十一章 深海に挑んだ人びと 

第十二章 音響を制する者が深海を制す 

第十三章 「しんかい6500」の未来像――新しいステージへ 

おわりに 

このページのトップへ

内容説明

 「ツヨシ、海はスープだな。この小さなプランクトンやたくさんの生物がまざった、生きもののスープなんだ」
 深海潜水船「しんかい6500」の窓から、真っ暗な深海の世界を熱心に覗きこんでいたこの小柄な年配のドイツ人研究者は、不意にこう語りかけてき た。思ってもみなかった言葉に一瞬ためらったが、「なるほど、そういう見方もあるなあ」と思うと自然に「うん、うん」とうなずいていた。

 海洋研究開発機構(JAMSTEC)「しんかい6500」チームの潜航長をつとめた吉梅剛さんが、319回にのぼる潜航体験のなかで出会った、謎に満ちた深海の光景、驚異の生きものたち、恐るべきトラブル、そしてなによりも日本の技術の粋を集めた「しんかい6500」への愛――。地球の神秘に挑むJAMSTECクルーたちの姿を情熱とともに書き下ろした1冊です。

本文中のQRコードを読み取ると、関連する動画がご覧いただけます。

「しんかい6500」「しんかい2000」で実際に撮影された貴重な写真もカラーで多数収録!

このページのトップへ

関連書籍

深海でサンドイッチ

深海でサンドイッチ

「しんかい6500」のお弁当は?

 
 
映画は《私の大学》でした

映画は《私の大学》でした

限りなき映画への愛

著者:小宮山 量平
 
サーカスは私の〈大学〉だった

サーカスは私の〈大学〉だった

サーカス・セールスマン大島さんの漂流記

著者:大島 幹雄
 
 

このページのトップへ

関連記事

このページのトップへ