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ムダのカイゼン、カイゼンのムダ  新刊

トヨタ生産システムの〈浸透〉と現代社会の〈変容〉

ムダのカイゼン、カイゼンのムダ

トヨタ生産システムTPSで、私たちはどのように働かされるのか

著者 伊原 亮司
ジャンル 経済学・政治経済学
社会思想
出版年月日 2017/06/20
ISBN 9784875593317
判型・ページ数 4-6・348ページ
定価 本体3,600円+税
在庫 在庫あり
 

目次

はじめに トヨタ流の「ダイエット」

序章 先行研究の整理と本研究の課題
 1 問題関心―トヨタにならえ
 2 TPSに関する啓蒙書および先行研究の整理
 3 本研究の視座と課題―開発・導入・定着・拡散の過程を社会関係から捉え直す
 4 本書の概要

第一章 実践
 1 カイゼン活動
 2 カイゼンは自分の職場から始められるが

第二章 トヨタ本体におけるTPSの開発―解体と「再生」
 1 TPSの開発の経緯
 2 TPSの定着・普及活動の組織化―生産調査室(部)
 3 労働組合、現場労働者、他部署からの反発
 4 「信念」を持ったトップと「実行力」のあるリーダーとは
 5 マネジメントによる現場の解体
 6 マネジメント主導の現場の「再生」
 7 トヨタが標榜する「現場主義」の内実とは

第三章 一次下請企業の定着活動―強要と教育
 1 オールトヨタの協力体制
 2  TPSの導入事例
 3 トヨタ自主研究会―相互学習を通したTPSの浸透
 4 一次下請企業によるTPSの運営実態
 5 強要とフォロー、競争と相互学習―「上」から組織された「下」での定着努力

第四章 二次下請企業への導入事例―格差と包摂
 1 一次下請企業の協力会
 2 A車体工業の下請会社の事例―株式会社a工業所
 3 B製作所の下請企業の事例―株式会社b工業所
 4 TPSの浸透―ヒエラルキーの「末端」を支える人たちの視点から
 5 格差と包摂

第五章 「進化」―管理・協力体制の完成と「独り立ち」
 1 深化と拡張の力―解体と再生、強要と教育、格差と包摂
 2 管理の構造と協力の体制―一定の合理性
 3 「下」にかける合理化圧力の強化
 4 地道なカイゼンだけでは対処しきれない
 5 コミットメントと「独り立ち」との矛盾を押しつけられた現場
 6 地域社会も無理や矛盾を抱えきれない―企業城下町? 自殺の街?
 7 〈全体の成長〉という社会像の限界

第六章 地域社会への広がり―新自由主義時代のカイゼン
 1 カイゼン活動の概要
 2 導入手順
 3 TPS化を徹底できない事例
 4 TPS化活動を継続している事例

第七章 TPSの限界を乗り越える
 1 トヨタ流の〈モノ〉づくりのジレンマ
 2 限界を乗り越えようとする事例
 3 誰もが働けるトヨタの会社

終章 TPSを読み替えて、〈無理のない社会〉を展望する
 1 誰もが無理なく働ける職場づくり
 2 人の「むら」を受け入れる
 3 無駄の多義性―「含み」のある社会に

おわりに 〈現場の賢さ〉とは

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内容説明

トヨタ生産システムTPSで、私たちはどのように働かされるのか
「ムダ排除」が社会に広がることの意味を、現場から問う。

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